部署異動を狙ってみる

部署異動を狙ってみる低リスクの方法を選ぶならチャレンジしてみよう

転職を決める前に考えたい「部署異動」

IT業界のトレンドは移り変わりがとても激しいので、このまま今の環境でエンジニアを続けていても大丈夫なのだろうかと思うこともあるでしょう。
転職すればもしかしたら何かが変わるかもしれないけど、仕事が忙しくてそんな気力も体力も全然ない。
思いきって転職したとして、もし転職先が思ったようなところではなければ、結局はまた転職を考えてしまって完全にジョブホッパー状態になってしまう。
などと考えていると不安にもなるし、どうすればいいかわからなくなってしまいますよね。そこでまず考えたいのが部署異動です。そのようなシステムがあるかどうかは企業の規模や方針にもよりますが、部署異動が可能なら、転職に踏み切る前にまずそちらを検討してみた方が心身の消耗を最小限に抑えられるのでおすすめです。

部署異動のメリットとは

部署異動には、転職にはない様々なメリットがあります。一番大きいのはやはり転職せずに仕事を変えられることです。単に同じ企業内で部署が変わるだけなので、それまで培ってきた経験と社内情報はそのまま土台として生かすことができます。
もともと同じ会社なので最初から育成してもらう必要もなく、業務に慣れるまでにはそれほど時間がかからないでしょう。入社して1年も経過していないような新人が異動を申し出ても受理されないかもしれませんが、3年を過ぎて社内での評価もある程度固まってきた頃であれば、部署異動に応じてもらいやすいかもしれません。
安易な転職は職歴に傷を増やしてしまうだけなので、今いるところでなんとかならないかをまずは検討してみるようにしましょう。

部署異動で注意したいこと

部署異動を申し出るということは、現状に満足していないことの表明にもなります。そのため、部署異動を希望していると聞けば、異動前の部署の上司や同僚の心境はちょっと複雑かもしれません。そのあたりは、波風を立てないよう上手に動いていかないと、お互いに後味の悪い結果になりかねないので要注意です。
安全策としては、いきなり単独で行動に出るよりも社内に味方を作っておくという方法が有効です。上司を通さず人事に相談できるシステムなどがしっかりしていればいいのですが、それがなければ自分の人脈が頼りなので、やり過ぎない程度の根回しをしておければ安心ですね。部署異動を許すかどうかの決定権は当然企業側にあるので、企業がそれをよしとしなければ異動もなく現状維持という結果になる可能性もあります。そのことを踏まえた上でよく考え、慎重に行動することが大切です。

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