見直そう!転職に対する考え方
脱ジョブホッパーのための考え方
ジョブホッパーとキャリアビルダー
ジョブホッパーとは仕事を意味する「job」と、バッタなどの飛ぶ虫やピョンピョンと跳ねることを意味する「hopper」を足して作った言葉です。つまり、次から次へとバッタのようにピョンピョンと乗り移るかのように転職するのでジョブホッパーと呼ばれるわけですが、この言葉からいいイメージはあまりできないのではないでしょうか。
しかし、転職自体は悪いことではなく、同じ転職者でもキャリアビルダーと呼ばれる類の人もいるので、転職を繰り返す人を一概にジョブホッパーと呼ぶこともできません。ならば一体どこからがジョブホッパーでどこからがそうでないのだろうかと思いますよね。では、転職についての考え方を一度リセットするために頭の中を整理してみましょう。
ジョブホッパー認定されてしまうのはどこから?
企業にとってジョブホッパーは避けたい存在であることは確かです。では一体どうやって見分けているのでしょうか?
単純に回数だけなら4回以上の転職を繰り返している人はジョブホッパーかもしれないと警戒されるレベルです。しかも、在職期間が短いものばかりともなると明らかにジョブホッパーと診断されても仕方ない状況です。目に見えてわかる実績があったり、企業側が納得するような事情があったりすれば別ですが、それもないまま短い在職期間で転職回数ばかり増えていればその事実だけで十分ジョブホッパー認定されてしまいます。
なぜジョブホッパーになってしまうのか
ジョブホッパーと言われてしまう人も、なりたくてそうなっているわけじゃない!と言いたいところかもしれませんよね。そんなつもりはなくても気づいたらジョブホッパー状態だったという人もいるのではないでしょうか。ではどうしてそうなるのかというと、本人の考え方が大きく影響していることがほとんどなのです。
初めて就職活動をした時のことを思い出してみましょう。きっといろいろな夢が膨らんでいたことでしょう。でも就職してみたら思っていたのとなんとなく違って失望した、そんな不満を早々に抱いたことはないでしょうか?これは少なからず誰でも感じることですが、それであっさり次へ行ってしまうのがジョブホッパーです。キャリアビルダーの場合、目先の仕事が思っていた内容とは違っても、そこで得られるスキルでしっかりと経験を積んでから次のステップにいこうと考えるので、合わないから辞めてすぐ次というチョイスはしません。
100パーセントを追い求めない
仮にやりたい仕事に就いたとしても、そこに100パーセントの満足はありません。それをまずはしっかりと心に刻みましょう。仕事が自分に合わせてくれるのではなく、今ある仕事で自分ができることは何かを考えるのです。楽しさしかない仕事などない、と考えましょう。エンジニアの仕事を続けていれば苦労もたくさんあるかもしれませんが、乗り越えた時には達成感もあります。そうして頑張っていくと、合わないと思っていた仕事が実はそうではなかったということに気づく日が来るかもしれませんよ。